スペシャルティコーヒー豆専門店 和珈屋 



珈琲鑑定士 小林美和 がお客様に伝えたい大切なこと…

 『 良質を見極める 』

日本はおいしい食材の宝庫。。。 海外へ行く度、その事を強く実感して帰ってきます。私が生まれ育った福井は、米も水も野菜も魚も空気もすべてが新鮮で、とてもきれいな味がします。

 私は米も野菜も何もつけずにそのまま『素材の味』を味わう事が大好きな子どもでした。炊きたてのお米をそのままお米だけでいただく。口の中から鼻の奥までお米の風味でいっぱいになる幸せ。お豆腐も野菜も調味料はいりません。数種類食べ比べると一つ一つ味が違う。そんな素材の味比べが大好きな子どもが大きくなり、今、スペシャルティコーヒー豆の専門店をしております。

 世界の中でも日本人は良質なものを好み、味覚も繊細で『良いものを作り出す』といった【ものづくり精神】にあふれている民族だと思います。土木や建設、工業製品だけでなく、お米・野菜・くだものに至っても、より良くを目指し、品種改良土壌改良により素材そのもの甘さコクを高め、美味しく良質なものを作り出すことに長けている。世界に誇れる技術と誠実さを持っている民族だと思います。 【良質で美味しい】。。。コーヒーの世界でいえばスペシャルティコーヒー〔味と品質に特化したコーヒー〕がそれだ。私が世界中で出会ったスペシャルティコーヒーの優良生産者もまた誠実な方々が多い。良質なものを生み出すのに必要な要素の一つが  ”誠実” なのかもしれない。

4~5歳からコーヒーを愛飲し、小学1年生になると毎朝家族分のコーヒーをドリップするのが私の日課でした。(実家は喫茶店ではないが)日常にいつもコーヒーがありました。ある日突然出会ったスペシャルティコーヒーはいつも飲んでいたコーヒーとは明らかに違っていた。地元で採れた米や野菜のようにきれいな味がした。良質なことがすぐに分かった。こんな「美味しくてきれいな味のコーヒー」福井で流通させたい。地元福井の皆様に、スペシャルティコーヒーを特別なコーヒーとしてではなく日常のコーヒーとして届けたい

それが和珈屋の始まりでした。

普段から良質なものを食べていると、品質の悪いものはすぐ分かる。しかし、品質の悪いものを食べ続けていると、良いものも悪いものもあまり区別がつかなくなる。今、世の中はたくさんの物で溢れかえっています。価格だけでは良質かどうかは見分けられません。それを見極められる賢い消費者になることが一番だと思うのです。

「和珈屋のコーヒーを飲み始めてから、今まで普通に飲んでいたコーヒーが飲めなくなった」という声を続々といただきます。それは舌が肥えたというよりは、良質なものとそうでないものを見極められるよう、舌が賢くなったのだと。そう私は思います。

 

和珈屋はできる限り、品質の良いものを適正な価格で提供し、皆様に末永く愛される珈琲豆専門店でありたい誠実でありたいと思っております。  

   

株式会社 和珈屋 代表取締役社長 小林美和